※以前国家試験に出題されたところのみを、抜粋しています。
出題項目は、赤字で記入しています。

こんにちは!さてさていきなりですが・・・
「人には骨が何個あるでしょう??」
すごく簡単な問題ですよね?実は、こんな問題も国試に出題されています。忘れてしまっていた方は、点取り問題と思って覚えてしまいましょう^ – ^!!
答えは、約200個です。ちなみに、体重の15~18%を占めています。
骨の分類
1 長骨
縦に長く、骨端と骨幹が区別出来る。
例:大腿骨、上腕骨、指骨、主に上肢・下肢に見られる。
2 短骨
長軸と短軸の長さがほぼ同じで、骨端と骨幹が区別出来ない骨。
例:手根骨・足根骨など
3 扁平骨
扁平・板状の骨。
例:胸骨・頭蓋骨の一部・腸骨など
4 不規則骨
上記の3つに当てはまらず、いろんな特徴を持つ骨。
例:肩甲骨・椎骨など
5 含気骨
外気の入り込む空洞を持つ骨、副鼻腔を構成する骨。
例:前頭骨・上顎骨・蝶形骨・篩骨など
6 種子骨
特定の靭帯・腱にある骨。
例:膝蓋骨・豆状骨など
骨の構造
① 関節軟骨:骨端と他の骨との関節面は、硝子軟骨で、再生能力が低い。
② 骨端軟骨(骨端線):骨端と骨幹の境界には、硝子軟骨で出来た骨端軟骨。
③ 骨質
1.表層 緻密骨:ハバース管と、これと直角に走るフォルクマン菅があり、連結している。
2.深部 海綿骨:骨梁(骨小柱)がほとんどを占める。骨梁には、血管分布なし。
④ 髄腔:長骨にのみあり。長骨の骨幹を構成。
⑤ 骨髄:長骨における髄腔や各骨における海綿質の骨小柱の間隙を満たす、造血機能を持つ細網組織。
1.赤色骨髄:造血機能を営んでおり、赤色を呈している。(発育時)
2.黄色骨髄:造血機能を停止し脂肪化し黄色を呈している。(成人ではほぼコレ!)
⑥ 骨膜:
1.場所:骨の表面(関節軟骨と筋の付着部を除く。)
2.どんな:感覚神経と血管に富む
3.作用:骨の太さの成長
手の骨

①豆状骨 ②三角骨 ③月状骨 ④舟状骨 ⑤大菱形骨 ⑥小菱形骨 ⑦有頭骨 ⑧有鈎骨
大腿骨

特徴
頸部は前捻
骨幹部は前湾
内側顆 〉 外側顆
大転子 〉 小転子
骨盤の男女差
左:男性 右:女性
骨盤の性質 男女差
骨盤部 男 女
仙骨 幅・長 幅広・短
仙骨の前凹湾度 強度 軽度
岬角 著しく突出 わずかに突出
恥骨下角 鋭角 鈍角
骨盤上口 横径は小 横径は大
骨盤下口 狭い 広い
骨盤底 狭く漏斗状 広く円筒状
C a調整
骨芽細胞
骨形成(石灰化促進)
カルシトニン(甲状腺ホルモン)
→破骨細胞の形成、および活性を抑制(骨吸収抑制)
・ビタミンA,C,D,E 血中Ca濃度上昇作用
・成長ホルモン
・男性ホルモン
・エストロゲン
破骨細胞
骨吸収
副甲状腺ホルモン(上皮小体ホルモン):パラソルモン
→これは、血中カルシウム濃度が高いと分泌抑制、低いと分泌促進。
・ステロイドホルモン
・プロスタグランジン
・副腎皮質ホルモン(糖質コルチコイド)
・女性ホルモン欠乏(エストロゲン) 閉経によって起きる。
これらのホルモンは、
①血中Ca濃度高い時は、骨吸収促進、骨形成抑制が起きる。
②血中Ca濃度が低い時は、骨吸収抑制、骨形成促進が起きる。
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