末梢神経の触診部位って、身体では触診できるけど、文章で表すってなると表現が難しい。
こんな印象ありませんか?( ´Д`)y━・~~
でも国試では、触診部位について文章でも絵でも問われることあります!!
ってことで、
改めて触診部位を、触れるだけじゃなくて、文章で言いあらわせるようになりましょう!!
文章で理解+触診で理解して、理解度グングンアップ!!ここは、実地問題(3点問題)でも狙われやすい箇所なので、しっかり抑えておいた方が良いかも・・?点取り問題です♪( ´▽`)
それでは、スタートします。
触れられる動脈はどこ?
絵と文章で理解しよう!!

あまり上手な絵ではありませんが、絵の番号と下の文章の番号が対になっているので、上下に画面動かしながら、確認してみてください(^ ^)
頭頸部
末梢動脈 | 触診部位 |
頭頸部 | |
① 浅側頭動脈 | 外耳孔の前方 |
② 総頸動脈 | 頸部の前外側 |
上肢
末梢動脈 | 触診部位 |
③ 鎖骨下動脈 | 鎖骨内側1/3 |
④ 腋窩動脈 | 腋窩 |
⑤ 上腕動脈 | 上腕前面の尺側部 |
⑥ 橈骨動脈 | 橈側手根屈筋腱の橈側 |
⑦ 尺骨動脈 | 尺側手根屈筋と浅指屈筋の間 |
下肢
末梢動脈 | 触診部位 |
⑧大腿動脈 | 大腿三角内 |
⑨膝窩動脈 | 膝の裏 |
⑩前脛骨動脈 | 前脛骨筋と長母指伸筋の間の深部 |
11 後脛骨動脈 | 内果の後下方約2㎝ |
12 足背動脈 | 長母指伸筋腱と長指伸筋腱の間 |
文章と絵、どっちもで理解するのがポイントです。
でも国試では、この絵で出題されないので、理解した後は、国試問題を改めて解いてみると良いと思います。
有髄線維と無髄線維の違いを絵で簡単に理解!

髄鞘:有髄線維に存在、シュワン細胞が幾重にも軸索を取り巻き、髄鞘を形成した状態(電気的絶縁部分)
シュワン細胞:ニューロンの周囲を取り巻く。
有髄神経と無髄神経を詳しく理解!
分類 | 種類 | 直径 | 伝導速度 | 機能 |
Aα | 有髄 | 15 | 100 | 求心性:筋・腱の情報伝達 |
Aβ | 有髄 | 8 | 50 | 求心性:皮膚触圧覚の情報伝達 |
Aγ | 有髄 | 8 | 20 | 遠心性:錘内筋支配 |
Aδ | 有髄 | 3 | 15 | 求心性:皮膚温痛覚 |
B | 有髄 | 3 | 7 | 自律性:交感神経節前繊維 |
C | 無髄 | 0.5 | 1 | 自律性:交感神経節後繊維 |
・直径は、Aα が一番太く、Cに行くにつれて細くなっていく。
・伝道速度は、Aαが一番速く、Cに行くにつれ遅くなっていく。
・直径が太い=伝道速度速い。
興奮伝導の3原則とは
①両方向性伝導:両方向に伝わる。

②不減衰伝導:大きさ一定。

③絶縁性伝導:隣接部に移らない。

ワーラー変性のポイント
→ 軸索の切断により、末梢側に変性を起こす。ワーラー変性では、神経繊維を包む髄鞘に最初に変性が起こる。
国試によく出題される基礎の部分。
ここは理解しておいた方が、疾患の勉強に入った時も理解度グングンアップ間違いなしです( ´∀`)!
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第53回国家試験まで後129日!!ワクワクするPT生活が待ってますよっ♪♪
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