心疾患の病態・分類。理学療法国家試験対策

こんにちは(╹◡╹)今日は『心疾患』についてです。

心疾患の病態から書いていますが、ここは国試で問われることは少ないみたいです。

なので病態を理解している方は、サラーっと読み、赤字の分類などをしっかり覚えるような形で、使ってもらえればと思います。

ではいきます!!

虚血性心疾患の病態整理

虚血性心疾患とは・・

冠動脈が動脈硬化や攣縮などによって狭窄し閉塞し、心筋への血液供給が障害または完全に途絶されると起きる疾患。

 

狭心症と心筋梗塞の違いは?

 

代表的な虚血性心疾患は狭心症と心筋梗塞である。これらの一番の大きな違いは、虚血による心筋の壊死の有無

狭心症

 

心臓に必要十分な血液供給がされないため心筋への血液が一時的に少なくなり、その少なくなった心筋の部位に異常代謝が発生しその結果、胸が痛いなどの胸部不快感のような症状が出現する疾患。

胸痛の除去にニトリグリセリン製剤有効

 

狭心症の病型分類

① 労作狭心症:労作により狭心症症状が現れるもの。

② 安静狭心症:冠動脈の攣縮が狭心症発作の主な要因。

③ 冠攣縮性狭心症(ST上昇型):冠動脈が攣縮により完全に閉塞してしまい、羅流領域に貫壁性の虚血が生じ(心電図上ST上昇)狭心症発作が生じる。早期に胸痛を認めることが多い。

④ 冠攣縮性狭心症(ST下降型):冠動脈が攣縮により不完全に閉塞(又はびまん性に狭心症)してしまい、非貫壁性の虚血が生じ(心電図上ST下降)狭心症発作が起こる。

 

心筋梗塞

心筋を栄養としている冠動脈の血流が局所的に一定時間以上減少し、血流が低下した部分の心筋が壊死してしまう疾患。

胸には激痛が走り、20分以上の胸の痛みが続く(胸痛に対して、ニトログリセリン製剤無効。)

 

虚血性心疾患の場合STはどう変化?

 

心臓の内側(心内膜)だけの虚血の場合はST低下、心外膜まで及ぶ貫壁性(心筋の虚血が心筋の内〜外側まで及ぶもの)の虚血の場合はST上昇、そして心筋の虚血が長引いて貫壁性に心筋が壊死した場合Q派が出現。

 

つまり・・

・狭心症:  ST下降

・心筋梗塞: ST上昇 ⇨異常Q波

 

心筋傷害マーカーリスト

これは心筋梗塞でも狭心症でも言える。

CK(クレアチニンキナーゼ)上昇

CKの上昇は発症後12〜32時間でピークとなり、その後急速に減少する。

LDH上昇:乳酸脱水素酵素

トロポニンT上昇

WBC上昇:心筋梗塞後に上昇するが感受性は良くない。

CK-MB上昇:CKのアイソエンザイム 心筋特異性が高い。心筋の障害の程度を反映。

もっとも上昇が遅いのは赤血球沈降速度値

 

ここからは心不全の症状・分類について、狭心症・心筋梗塞になると心不全を起こす原因となります。

心不全の症状

尿量の減少・体重の増加

両下肢の浮腫

安静時心拍数の増加・運動時の息切れの増強

・消化器症状

湿性ラ音の聴取

 

心不全の機能分類(NYHAの分類)

4段階

NYHAI度:心疾患はあるが通常の身体活動では症状なし

Ⅱ度安静時には無症状、普通の身体活動で疲労・呼吸困難などが出現。

Ⅲ度安静時は無症状だが、普通以下の身体活動で愁訴出現。

Ⅳ度安静時においても心不全・狭心症症状を生ずることがある。

 

心不全の運動療法の禁忌

Ⅰ 絶対禁忌

①過去1週間以内における心不全の自覚症状(呼吸困難・易疲労性など)の増悪。

② 不安定狭心症または域値の低い運動で誘発。(2METs程度、平地のゆっくり歩行)

③ 手術適応のため重症弁膜症、特に大動脈弁狭窄症

④ 重症の左室流出路狭窄(閉塞性肥大型心筋症)

⑤ 未治療の運動誘発性重症不整脈(心室細動・持続性心室脈拍)

⑥ 活動性の心膜炎

⑦ 急性全身性疾患または発熱

⑧ 運動療法が禁忌となるその他の疾患(中等度以上の大動脈瘤・重症高血圧・血栓性静脈炎・2週間以内の塞栓症・重篤な多臓器障害など)

 

Ⅱ 相対的禁忌

① NYHAⅣ度または静注強心薬投与中の心不全

② 過去1週間以内に体重が2㎏以上増加した心不全

③ 運動により収縮期血圧が低下する例

④ 中等度の左室流出路狭窄

⑤ 運動誘発性の中等度風情脈

⑥ 高度房室ブロック

⑦ 運動による自覚症状の悪化(疲労・めまい・発汗多量・呼吸困難など)

 

Ⅲ 禁忌とならないもの

① 高齢

② 左室駒出率低下

③ 補助人工心臓(LVAS)装着中の心不全

④ 埋め込み型除細動器(ICD)装着例

 

 

以上になります。最後まで読んで下さりありがとうございました^ – ^何かありましたら、お問い合わせまでお気軽にどうぞ(╹◡╹)

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