脊髄損傷のADL〜理学療法国家試験対策〜

こんにちは!!

今回はLINE@よりPT学生さんより要望を頂いた「脊髄損傷のADL」についてです( ´∀`)ありがとうございます。

ここって3点問題でも狙われる範囲だから、抑えておきたいところですよね。

ラストスパートファイトです!では行きます( ´∀`)

損傷部位別のADLを1つずついきます。

C3 

移動

横隔膜と肋間筋が働かないため、呼吸運動ができない。

そのため車椅子は

人工呼吸器が積み込めるもの。

②へッドレストで頸・頭部を支えられるもの。(頭部前屈・左右への回旋可。)

③操作はチンコントロール(顎)でジョイスティックを操作。

 

C4

主要残存筋:胸鎖乳突筋・僧帽筋・肩甲挙筋・横隔膜

機能:頸部の運動・肩甲骨挙上・横隔膜運動

移動:人工呼吸器が必要な場合⇨人工呼吸器の積める電動車椅子

 

C5

主要残存筋:肩甲挙筋・三角筋・上腕二頭筋・腕橈骨筋・回外筋

機能:肩関節屈曲・伸展・外転・内外旋

・肘関節屈曲、前腕の回外(弱)

移動車椅子駆動可能。ハンドリムなど要工夫が必要。→ノブ付きハンドリム

屋外では、実用的ではないため電動車椅子を使うことがある。→コの字型ジョイスティック

コの字型ジョイスティックとは・・手を固定し、肘関節・肩関節の動きを利用するもの。

自立度

自助具(万能カフ)による食事動作、歯磨き

① スプリングバランサー

② BFO

③ 可動式前腕補助具

上記①・②・③は、手を懸垂するためのもの。

 

 

C6

主要残存筋:広背筋・前鋸筋・橈側手根伸筋・回内筋(上腕三頭筋は作用せず。)

機能:肩関節内転・前腕回内・手関節橈側背屈

移動:車いす駆動(実用的)

動作:車椅子〜ベッド間移乗は直角移動(足台はスイング式

起き上がり可能

 

リハビリ

残存筋の運動

・車椅子の操作練習

・呼吸訓練

・ハムストのストレッチ

 

国家試験に出題されていた不適切な問題(C6)

・車椅子〜床への移乗訓練。→これは胸髄レベルで可能。

・上腕二頭筋の痙性への温熱。(そもそも上腕二頭筋はC5である痙性は起きない。)

 

C6 上肢装具

手関節背屈が可能。手背屈によって手指の屈曲運動を補助することができる装具を使用することが望ましい。

・テノデーシスアクション(腱固定作用

 

その他の出来る動作

・コップの水のみ

・髪をとかす

ズボンの着脱動作

 

C7

主要残存筋:上腕三頭筋・橈側手根屈筋・手指伸筋・長母指伸筋

機能:手関節背屈・肘関節伸展・手関節掌屈(部分的に可能)

移動移乗動作可能(ベッド⇄車椅子⇄トイレ)

⇨車椅子にて、日常のほとんどが自立。(5㎝の段差昇降可能。

自動車運転可能。

食事

長対立装具:前腕〜手部におよび、手関節に保持⇨母指を他の指と対立位に

短対立装具:(正中神経麻痺のときもこの装具使用)

手関節のコントロールが可能な時、手関節は固定せず母指を他の指と対立位に。

 

C8

主要残存筋:尺側手根屈筋・手指屈筋

機能:指屈曲

動作:肘関節伸展が可能であり肩関節周囲筋力も強いため、プッシュアップ運動では十分に離殿可能。(キャスター上げ

 

push up介助の仕方

・真上に介助するわけでなく、(患者からみて)後上方へ介助し誘導する。

 

胸髄損傷

広背筋の役割

push upを容易にする。

骨盤コントロール

肩甲帯を固定

体幹を固定

・床から車椅子⇨胸髄レベルで可能

 

機能残存レベルと運動・装具・補助具

 

自動車の運転に必要なこと

⇨改造車の運転は、C7レベルから

① 乗降などが可能な機能レベルであること。

② 上下肢・体幹に著しいROM制限がないこと。

 

ドアノブ

・開閉を容易にする工夫として、

① ドアの開閉用ループ

② ドア操作ループ

③ ドアロック用ループ

→ ドアノブの開閉を容易にする工夫:ループを使用。

 

ハンドル

① グリップ型:握力が残存しているもの

② 手掌型:握力が低下しているものに適用。

 

シートベルト

簡易目的で3点⇨2点へ変更。

 

アクセル操作レバー

T字型手動装置:押すとアクセル⇄引くとブレーキ

 

ハンドル回旋装置

 

U字型

ドア

2ドア型:車椅子の積み込みが用意に出来るよう、開口部の大きいドアを使用。

 

以上になります。この記事に続く「脊髄損傷の合併症」の記事も合わせてどうぞ。

最後までお読み頂きありがとうございました!

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