こんにちは!国試も近くなってきたので、サラッと確認しやすい「感覚と受容器」です。そしてこの中でも「眼球」というところに限定して書いていきます。
以前国試に出題された箇所は赤字で記載していますので、参考にしていただければと思います。ではいきます!!
眼球の構造

引用:早わかり生理学ハンドブック
眼球外膜

1角膜:光を屈折させて網膜に像を結ぶ。
2強膜:眼球の外壁の後方大部分を形成し、前方で角膜につながる。
眼球中膜

1虹彩
・瞳孔により網膜に入る光の量を調節する。(カメラの絞り)
・虹彩には瞳孔括約筋がある。→瞳孔括約筋は動眼神経が支配。
瞳孔散大:交感神経
瞳孔縮小:副交感神経
・血管や神経が豊富に存在。
2毛様体:水晶体の厚さを変化させる。
3脈絡膜:血管が豊富に分布し、網膜に栄養を与える。
眼球内膜

網膜
・光の受容器。
・眼球壁の内層を覆い、虹彩に至らずに終わる。
・光信号を電気信号に変換し、(視神経を通して)脳中枢へと信号を伝達する。
光の受容器があるのは?と聞かれたら、「網膜」←よく問われます。
網膜にある2種類の視神経
杆体:黄斑周辺部で暗いところに関与。明暗感覚。
錐体 :黄体中心部(網膜中心窩)に多く、明るいところで関与。赤・緑・青の3種類で色の感知に関与する。
・明順応:暗順応に比べて順応速度は速い。
・暗順応:杆体細胞は30〜60分で完全な暗順応となる。
網膜の中にある特殊な機能
1視神経乳頭
・盲点で視野を生じない。
・眼球後面のやや鼻側
2黄斑
・錐体細胞が密に存在、視力が良い部分。
3中心窩
黄斑部の中央部の凹みで、網膜上で視力が最も良い。
水晶体
・場所は虹彩の後面
・カメラのレンズで、入ってくる光を屈折させる働きをもつ。
硝子体
硝子体によって、眼圧を調整する。眼圧とは眼房水の圧のことをいう。
眼球運動
4直筋と2斜筋の6つの外眼筋によって行われ、繊細な動き可能。
国試で「4種類の外眼筋によって〜」と行った引っ掛け問題があったため注意です。
伝導路
外側膝状体:視覚伝導路
内側膝状体:聴覚伝導路
緑内障とは?
病態:眼圧が亢進することによって視神経障害となる。
眼圧とは、眼房水の圧のことをいい硝子体によって調整。
眼振の種類
ここの内容は覚えるより、漢字を見てイメージを持てるようにしましょう。
・固視微動
静止物体をじっと見つめる時に起きる不随意的な眼の揺れ
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・注視眼振
目的物を注視させた時に誘発される眼振
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・視運動性眼振
動いている乗り物を追う眼球運動と、それとは逆方向に現れる眼振。
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・頭位眼振
頭部の位置を変化させた時に誘発される眼振
以上になります。最後までお読み頂きありがとうございました。
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